月明かりのように優しくアナタを包み込むキャンドル~つきあかりキャンドル Brand Story~

森の中のキャンドルコラム
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雨が降ろうと、晴れようと、夜になれば月は昇る。
たとえ雲に隠れようとも、あなたの頭上に月はある―――。



はじめまして。
アトリエTukiko Factoryツキコ ファクトリーの店主、近藤有紀子と申します。
この度はつきあかりキャンドルウェブサイトへお越しいただき、まことにありがとうございます。

アトリエTukiko Factoryは北海道の今金町いまかねちょうという小さな町の、花石はないし地区の森の中にあります。

雪解けとともに鳥が歌い、夏にはアトリエの庭先に色とりどりの花が咲き、秋には近くの栃の木が鈴なりに実を結び、そして冬には一面雪景色となる…。
車通りもなく静かな森の中は、まるでこの町の開拓時代の景色がそのまま残っているかのようでもあります。

そんな森の中にアトリエを構えて、今年の5月8日で3周年を迎えました。
今日までに多くの方にアトリエにお越しいただき、イベントなどでつきあかりキャンドルの作品をお手にとっていただき、大変感謝しております。

今回はつきあかりキャンドルのキャンドルに込めた思い、「月明かりのように優しくアナタを包み込むキャンドル」についてお話しようと思います。
お時間がありましたら、ぜひお付き合いください。

月と人間の不思議な関係

月は人間にとって切っても切れない関係にあり、月にまつわる昔話やエピソードは世界中にあります。

日本人ならおなじみのかぐや姫のお話や、月にウサギが住んでいて餅つきをしているというエピソード、サンゴやウミガメは満月の夜に産卵する説など…。
探してみると、あまりの数の多さに驚いてしまいます。

夏目漱石は「I Love You」という言葉を「月が綺麗ですね」と翻訳したり、紫式部は百人一首で「めぐりあひて 見しやそれとも 分かぬまに 雲がくれにし 夜半よはの月かな」と詠んでみたり。

月夜にロマンチックな雰囲気を感じてしまうのは、いつの世も変わりません。

海と夜空に浮かぶ満月

月は信仰の対象でもあり、世界中に月の神様のお話があります。
「ツクヨミ」「ルナ」「アルテミス」の名前は聞いたことがある方も多いのでは。

アイヌ民族の伝承では、クンネチュプカムイ(夜に輝くカムイ)という女神がいらっしゃるそうです。
ペケレチュプカムイ(明るい太陽のカムイ)が世界を照らすと昼になり、クンネチュプカムイが世界を照らすと夜になるという言い伝えがあります。

「いつの時代も、月って身近にあるものなんだ」と感じますね。

つきあかりキャンドルのキャンドルが生まれるまで

暗い夜道をほんのりと照らす、月明かり。
わずかでも月明かりがあれば足元も見えるし、不思議と安心する。

どんなときでも月明かりの様に優しく包み込み、そっと寄り添ってくれる存在があるなら。
きっと人は、迷わず目的地にたどり着ける―――。




私自身、さまざまな経験をしました。
嬉しかったことも、悲しかったことも、辛かったことも。

心が折れそうになったとき、ふと思いました。
昼間の太陽ほどの明るさはなくても、せめて月明かりのようにほんのりと、これからの行き先を照らしてくれる何かがあれば…。

私にとって、心の拠り所ってなんだろう?
自問自答をくり返しつつ過ごしていたある日、キャンドルと出会いました。

キャンドルに灯されたかすかな炎はゆらゆらと影を落としつつ、まわりをほんのりと明るくしてくれる。
それはまるで、月明かりのように神秘的…。

それ以来、すっかりキャンドルの虜になりました。

いつしか、「ぽっかり穴が空いた心を優しく包み込むような、この明かりを自分の手で作れたらどんなにステキだろう?」なんて考えるようになりました。
気がつけば、無我夢中でキャンドル制作の研鑽を積んでいました。

「思うような形にならない、色が表現できない」と悩んだ日もありました。
ひとりぼっちでくり返す作業に、途方に暮れたときもありました。

そんなとき支えてくれたのは、ふと見上げた夜空に浮かぶ月。

まだ少し明るい宵の空に浮かぶ三日月

「太陽のように明るく照らすことができなくても、月明かりのように誰かの心を優しく包み込むようなキャンドルを作ろう」

あのときのキャンドルの炎のような優しい月明かりが、大切なことを思い出させてくれました。

アナタの心に寄り添うキャンドル

おかげさまで自分のアトリエを持つことができ、さらに数多くの作品を生み出すことができました。

自家栽培・地元の花を閉じ込めたボタニカルキャンドル、粘土で模型を作る工程から行った牛型のソラコキャンドル、乙部産のミツロウを使用した木彫りの熊キャンドルなど、北海道ならではのキャンドルを制作しました。

これからは、キャンドルを介して誰かの心に寄り添えたら。
誰かと一緒にキャンドルに火を灯し、同じ時を共有できたら…。
最近は、そんなことを考えています。

つきあかりキャンドルにしかできない、アナタの心に寄り添うキャンドル。
ひとりさみしさを感じた夜は、一緒に火を灯してみませんか?

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