年の瀬も押し迫り、アトリエ周辺はすっかり雪景色となりました。
このサイトも開設から1ヶ月がたち少しずつ訪問してくださる方も増え、うれしく思います。
アトリエのオーナーTukiko先生と協力しコンテンツを増やしてまいりますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
Tukiko factoryのアトリエは、北海道の今金町にあります。
人口約5000人の小さなまちですが、豊かな自然がもたらす恵みと人々のあたたかさが自慢のまちです。
今回は、このサイトを訪れたあなたにぜひ知ってほしい、今金町の魅力を紹介します。
この小さなまちを応援していただければ、幸いです。
今金町ってどんなところ?
今金町は、北海道の南西部(通称:道南地区)にあります。
下の地図の黄色い部分が、今金町の位置です↓

こうして見ると、今金町の面積ってけっこう広いんですね。
交通の要所・長万部町と、映画『そらのレストラン』のロケ地・せたな町の間に位置する今金町。
観光地として大人気の函館市には、車で約2時間(国道230号線・5号線経由)
道庁の所在地札幌市には、車で約3時間(国道230号線経由)
歴史ある港町・小樽市や江差町、世界中で有名なリゾート地・ニセコ地区など、今金町を起点に道南・道央の名所を巡ることもできますよ。
今金町は自然の宝庫
今金町内から隣町のせたな町を流れる全長約80kmの一級河川・後志利別川は、清流日本一として有名。
令和元年度水質調査において、通算19回目の清流日本一として選ばれました。
清流日本一に選ばれた回数も日本一であり、水質の良さはトップクラス!
むかしは大雨が降るたびに氾濫していた、後志利別川。
1934年から治水工事がはじまり、1991年美利河地区に美利河ダムが完成しました。
ダム湖には後志利別川の他に、
- ピリカベツ川
- ニセイベツ川
- チュウシベツ川
の3つの川も流入しています。
ダムの堤防の長さは1,480mもあり、なんと日本一の長さ!
その迫力は、国道230号線沿いからもはっきりとわかります。

ダム敷地内にはサクラマスなどの回遊魚を保護するため、魚道が設けられています。
観察窓スペースもあるので、スイスイ泳ぐ魚の姿を間近で見ることもできます。
真夏でも朝晩は涼しくなるので、快適に過ごせます。
ぐっすり眠ってシャキッと目覚めたら、日暮れ時まで大自然の中で思いっきり遊びましょう!
頭上に広がる満天の星空も、ぜひ見てみて!
ラフティングや釣りなど、清流日本一でしか体験できないアクティビティはピリカ自然塾さんがガイドしてくれます。
冬は道南一の雪質と言われるピリカスキー場で、ウィンタースポーツを楽しめます。
スキー場の頂上からは美利河ダムが望め、天気が良い日は羊蹄山も見えますよ。

今金町は農業のまち
今金町は農業のまち。
肥沃な大地と清流日本一の水がもたらした恵みは、どれも一級品ばかりです。
今金町の農家さんのポリシーは、農家は毎年一年生。
機械化からスマート農業へと新しい技術に移行し、さらに大雨・台風などの災害が年々増加する中、高い品質と豊富な収量を維持するために今金町の農家さんと農協はタッグを組み、日々努力と研究を重ねています。
2019年に地理的表示(GI)保護制度に登録され、毎年秋に湖池屋が製造・販売する限定ポテトチップスの原材料としても有名な今金男しゃくをはじめ、お米や軟白長ネギ、ミニトマトにグリーンアスパラ、しいたけなどさまざまな農産物が生産されています。
余談ですが、あなたはじゃがいもの花を見たことがありますか?
あのゴロゴロした野菜の姿からは想像もつかない、白や薄紫色のキレイな花を咲かせるんです(下の画像参照)

ちなみに、花言葉は「慈愛」「慈善」「情け深い」「恩恵」。
つきあかりキャンドルの作品にもじゃがいもの花をとじ込めたキャンドルがありますので、ぜひお手に取っていただければと思います。
今金町の歴史と町名の由来
明治時代、本州から多くの開拓者が希望を胸に抱き、北海道各地へと移り住みました。
今金町にも1891年、日本初の女医・荻野吟子氏の夫、志方之善氏らが神丘地区に移住し荒れ地を切り拓きます。
その後、多くの開拓者が今金町に移り住み、町内各地の開拓を進めていきました。
先人たちは未開の地で害虫・害獣と戦い、幾度となく大雨・大雪などの災害に遭いながらも、早朝から日没まで必死に鍬を振るい土を耕し、種を蒔き、明かりを灯し、現在の今金町の基礎を創り上げました。
ところで、なぜ今金町という町名になったのかご存知ですか?
今金市街地の開拓に特に尽力した、今村藤次郎氏と金森石郎氏の2人の名字からひと文字ずついただいて、1947年に制定されました。
開拓者の功績を忘れず、幾久しくこのまちが発展するよう願いをこめて…。
ちなみに、「いまがねちょう」ではなく「いまかねちょう」と読みますので、お間違いなく。
ここが自慢!今金町のいいところ
今金町に集えば誰もが仲間
開拓者たちの意思は後世に受け継がれ、年齢も性別も職業も関係なく町民一人ひとりが知恵を出し合い、住みよいまちをつくるため協力しあっています。
生まれてからずっと今金暮らしの人も、町外出身者も、今金町に集えば誰もが仲間。
そんなおおらかさも、今金町の魅力です。
今金町内に残るアイヌ語由来の地名
今金町内には、アイヌ語が由来の地名がたくさんあります。
町内をくまなく一周すれば、美利河(アイヌ語で「美しい」「良い」などの意味)のほかにも
- メップ川(「湧泉のある池」「寒き沢」という説があります)
- トマンケシ地区(アイヌ語の「トマンケシナイ」が由来?「低湿原野の末端の川」という意味があるようです)
など、数多くのアイヌ語と出会うことができます。
まちにアイヌ文化が息づいているのは、先人たちや大自然への畏敬の念を忘れないように…という思いが込められているのでしょうか。
映えるスポットがたくさん!
小さなまちながらも、あちこちで「映える」景色が見られます。
ピリカ遺跡の丘や大きなループ橋の光大橋、市街地を一望できる青木の高台に神丘地区の田園風景、オランダ公園の大きな風車デモーレンなど…。
今金町にお越しの際には、最高の一枚をSNSにUPしてみませんか?

ただし、シストセンチュウなどの農作物害虫侵入防止のため、田んぼや畑には決して入らないでください。
今金町の農作物を守るために、ご協力をお願いいたします。
今金町を応援よろしくお願いします!
まだまだ書きたいことはありますが、今回はここまで。
この記事を読んで「今金町を応援してみようかな…?」と思った、そこのあなた!
よかったら、今金町にふるさと納税してみませんか?
つきあかりキャンドルの作品も返礼品として、さとふるとふるさとチョイスに登録しています。

では、今後とも当サイトをどうぞよろしくお願いいたします!
文:渡辺リリオ