2021年は、丑年ですね。
広い牧場でのんびりと草を喰む、おだやかな表情をした牛からインスピレーションを受け、オリジナルのキャンドルを制作しました。
今回はつきあかりキャンドルの作品、牛型キャンドルソラコの誕生エピソードと制作過程を紹介します。
牛型キャンドルソラコ誕生エピソード
頭上には青空、目の前には緑の牧場。
映画「そらのレストラン」のモデルになった、せたな町の村上牧場さんをご存知でしょうか?
村上牧場さんで手塩にかけて飼育されている牛たちは人懐っこく、愛らしい表情がチャームポイント。
ナチュラルチーズとアイスクリームは、家族のみなさんが心を込めて手作りしています。
せたな町を代表する絶品グルメ、ぜひ味わってみてください。
村上牧場さんに来て、強いインスピレーションを受けました。
この眼の前に広がる風景を切り取って、閉じ込めてしまいたい。
そして、手元に置いていつまでも眺めていたい…。
そんな思いから、牛型のキャンドルを製作してみようと考えました。
ソラコキャンドル制作過程
頭の中に思い描いたイメージを具現化するにあたり、村上牧場さんからのご協力をいただきました。
まず、先代のご主人から牛の模型をお借りし、粘土でモデルを作成しました。
顔立ちは子牛のようなかわいらしさを、ボディはしっかりと大地を踏みしめるたくましさを追求してみました。
つぎは、シリコンを使いモデルの型取りを行いました。
繊細なパーツも含まれているので、完成した型枠をいくつかのブロックにわけて解体します。
これで、つきあかりキャンドルオリジナルの、世界にひとつしかないキャンドルの型枠が完成です。
さて、ここからようやくキャンドルの制作がスタート。
パズルのピースのようにバラバラになっている型枠のパーツを復元するのですが、少しでもズレがないよう慎重に組み合わせていきます。
ある程度型枠を組み合わせたところで、キャンドルの芯と青いロウを入れていきます。

雲の模様は、白いロウ(画像の紙コップの中に入っているもの)をランダムに入れています。
白いロウと青いロウの配合によって、青空模様も変わります。
なので、同じ作品は2つとありません。
ロウを入れたら残りの型枠をすべて組み合わせ、固まるまでしばらく待ちます。

ロウが固まったら、型枠を少しずつ解体していきます。
とくに脚の部分はやや細めになっているので、折れないように慎重に。



型枠がすべて外れたら完成です。

ソラコギャラリー





ソラコをあなたのそばに
ソラコが完成するまでは長い時間を費やし、試行錯誤を重ねました。
あなたのもとへ来たソラコは、唯一無二の存在です。
「どんな子が来るのかな?」と楽しみにしてくだされば、嬉しく思います。
あなたのそばに置いて火を灯し、愛でてあげてくださることを願っています。